『春』はデトックスに最適な季節です!!

みなさん、こんにちは。

ファスティングマイスター学院 静岡西草深支部 エキスパートファスティングマイスターの稲葉です。

久しぶりの投稿となりました。

静岡は、3月22日に桜の開花宣言がされました。

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私は『春』と聞くと「卒業」や「桜」と言ったものを連想するのですが、皆さんはいかがですか?

日本人にとって『春』と言う季節は、四季の中でも、特別に感慨深いものがある季節のように感じます。 今回はそんな人生の「節目」ともなりうる『春』がもたらす身体の変化についてお話ししてみようと思います。

自然界には、冬、脂肪などの栄養を十分にため込んで「冬眠」をする動物がいます。私たち人間も冬眠こそしませんが、寒い冬を越すために、脂肪や水分を身体 に溜め込もうとします。「寒くなってきたら、うすーーい皮1枚脂肪が厚くなったような気がする・・・」と言う経験は皆さんもお持ちだと思います。これは人 間も自然界に存在する動物の例外ではないと言う証であると共に、もともと私達の身体に備わっている不思議なパワーです。

そして、冬が終わり、暖かい春の到来を感じると、私たちの身体は冬の間に溜め込んだ余分な脂肪や水分を外に出そうと働き出します。体内に溜まった余分なも のを出すことを「デトックス(解毒)」と言いますが、デトックスは自律神経やホルモンのバランスを整えることにも有効です。身体の中にたまった余分なもの の中には、食品の中に含まれる添加物や有害ミネラルなども含まれます。 これらの有害ミネラルは、身体にとっては有害なものが多く、蓄積されることで、自律神経やホルモンのバランスを崩し、抵抗力や免疫力の低下の原因になる。 と言われています。

「食」だけでなく、世の中には「便利なモノ」や「快適に過ごすためのモノ」が溢れていますが、昔の日本人がしてきた習慣や、言い伝え、季節や自分の心身の 声に耳を傾け、シンプルに過ごすことも良いのではないかと私は考えます。「春はデトックス」に最適な季節です。 冬に溜め込んだ毒素をスッキリ排出してイキイキとした心と身体を手に入れませんか?

「眠い」「だるい」「吐き気」「頭痛」「無気力」・・・1年の中で、体調の良し悪しを敏感に感じ取ることのできるのが『春』なのではないでしょうか? なぜ、春はこのような体調の変化が起きやすく、感じやすいのでしょうか?

実はこれらの症状は「自律神経の働きの乱れ」が深く関わっています。 では、なぜ自律神経は「春」に乱れやすくなるのでしょう?

1、気温の変化が激しい

冬、私達の身体は寒さから身を守るために、交感神経(緊張:日中や活動時に働く)が優位に働きます。そして、冬が終り気温の上昇と共に、副交感神経(リ ラックス:夜間や休息時に働く)が優位となる訳ですが、春は1日の気温変化が大きいことに加え、日によっても大きく気温が異なるということがよくある季節 です。このような変化に対応しきれず、自律神経の働きが乱れてしまうのです。

2、ストレス

入学や進級、引越し、新しい職場など、環境に様々な変化が生まれます。これら新しい環境などの変化が心身にストレスを与え、自律神経の働きが乱れてしまうのです。

3、体内のエネルギー不足

暖かくなると体の各器官の動きが活発になり、エネルギー代謝が促進されます。このエネルギー変換のために「ビタミンB群」などの栄養素が大量に消費されま す。ビタミンB群が大量に消費され不足気味になると、春先の眠気に関わる疲れやすい、だるいなどの症状が起こりやすくなります。

「自律神経」は、私たちの体の中にある神経のひとつで、私たちが生きていく上で欠かせない体の働きを維持しています。そして、この「自律神経」は私たちの 意思とは関係ないところで働き、私たちが意識的にコントロールすることはできません。「交感神経」と「副交感神経」は2つの神経が必要に応じてスイッチの ように切り替わることでバランスが保たれ、体内の環境を整えてくれています。しかし、不規則な生活や過度のストレス状態が続いてしまうと、うまくスイッチ の切り替えができず、「自律神経」のバランスが乱れ、体に不調をきたすのです。

自律神経もホルモンも脳の指令によって出されるもので、両者はお互いに影響を与えバランスを取り合うことで、私たちの健康を保ってくれています。自律神経&ホルモンを整えるために、規則正しい生活を心がけることや、十分な栄養・休息を取ること、ストレスをため込まないなどの日々のケアにも気配りをすることが大切です。

1年を通して私達の身体は季節の移り変わりのリズムに合わせて変化しています。

その季節にあったケアをしてあげることで、自然と心も身体も調子が良くなるのです。

次回は『春野菜の持つパワー』についてお話ししたいと思います。