私たちの能力の危うさと素晴らしさ

みなさん、こんにちは。

ファスティングでココロと身体の浄化のお手伝いをする

エキスパートファスティングマイスターの稲葉起久代です。

 

朝の目覚ましから、買い物決済、仕事の連絡、動画鑑賞、体重管理など、

考えてみたら、私たちの多くは、

朝から晩まで「スマートフォン」が手放せなくなりました。

 

この「スマートフォン」

2012年には約3割の使用率でしたが、

4年後の2016年には7割となっています。

 

もはや、私たちの生活には欠かせない「スマートフォン」ですが、

この「スマートフォン」について、

私どもファスティングマイスター学院(分子整合医学美容食育協会)

特別顧問の山田豊文先生が、FACEBOOKで興味深い記事を投稿されていましたので、

ご紹介をさせていただきます。

 

 

 

環境心理学の研究者の実験で、

ストレスが過度に高まった状態の人々を

 

1、樹木と芝生が見える窓の前で過ごしてもらう

2、樹木や芝生を映した大型テレビの画面を見て過ごしてもらう

3、単調な壁を見ながら過ごしてもらう

 

3つのグループに分けて過ごしたところ、

1のグループの人たちの心拍数は速やかに大幅に低下し、

ストレス軽減効果が高かったそうです。

 

一方、同じ緑色の自然の風景であっても、

2のテレビの画面に映し出されたものを見て過ごした人たちは、

3の単調な壁を見て過ごした人たちと

ほとんど差が無いという、結果が出たとのこと。

 

つまり、ニセモノでは「脳を騙すことはできない」と言うのです。

しかし、このことは、

人間の脳が「天然」と「人工」を識別する能力があることも示していると言えます。

 

この、目から入ってくる景色による影響の話は

子供だけでなく、大人にとっても、

精神状態を適正に保ち、良好な思考ができるようにするためには

「リアルな樹木や草の景色を見ること」の必要性がある。

と言うお話であり、

私たちの脳は

自然の景色が視神経を通して入ってくることを前提として

構築され、最適化されることや

緑の景観が脳のビタミンとなっていることの

現れである。

と、山田先生は仰っています。

 

 

また、山田先生は

最近のスマートフォンの使用時間の長時間化や低年齢化が著しくなったことにも触れています。

スマートフォンの連続使用による精神的ストレスは、

「脳の発達障害」を来す大きな原因のひとつにもなっていて、

脳内の各種神経伝達物質を偏ったものに変化させてしまうことや、

発育期の子供たちの脳への影響が、学習成績の低下につながるなど

大きな社会問題になってきている。とも仰っています。

 

 

 

スマートフォンは私たちに様々な恩恵を与えてくれました。

しかし、その恩恵と引き換えに

「失くしてしまうもの」の存在も教えてくれています。

そして、「その失くしてしまうもの」こそが

生き物として生きる私たちにとっては

「失ってはならないもの」であることを教えてくれているのではないでしょうか?

 

あらためて、

私たちは大きな自然の中の小さな存在であることに

謙虚でありたいと思いました。